先生の彼女さま
20.sunday② -仁-
茅智が高梨家から居なくなっても、本宅と父さんの会社や子会社には俺たちのことについての電話が鳴り続けていた
「じゃぁ私は社に戻る」
茅智の後を追うように本宅から出ようとする父さんに
「父さん…悪い…俺…」
って言ったら意外な
「ばか、謝るな。仁は悪いことっと思ってるのか?茅智と付き合うのが」
と俺を見る、父さん母さん、と高山