先生の彼女さま
22.past -仁-
「残念だったな、都筑」
全校集会も終わり感動もそこそこに、一人で廊下を歩くあいつに声をかける
「……」
「まぁ一重に僕の信頼が…」
「黙れ、ダマレダマレダマレっ!!」
都筑は髪を振り乱して俺に噛みついてきた
「うっさいんだよ!てめもあの子も!何がカレカノだっ!!何が…」
都筑はダンッと足を鳴らして
「お前には相応しい相手をがいるんだよっ!なんであの子っ……」
俺には都筑の言うことがわかる