先生の彼女さま

 「あぁ、あっちには橘の親戚の家があるからそこから通ってもらう」

てもう話は進んでいる

だからあたしは頷くしかなくて

 「わかりました」

あたしの橘家での価値なんて少しもなかった

ただ橘家の血が流れているだけ

ただそれがわかったから引き取っただけ




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