右隣の弟/左隣の兄
そこには
『先輩・・・』
『お前出るの遅い!』
と不機嫌そうに言いながら部屋にはいってきた。
先輩はドカーンとソファーのど真ん中に座った。
『先輩...?何か用ですか?』
『用がないとダメなんかよ...』
『ダメじゃないですが...』
長い沈黙が続いた。
私はずっと立ちぱなしで
疲れて先輩の隣に座った。
すると先輩の手が私の顎にきてグイッと先輩の方に向けられた。
すごく先輩の顔が近くてドキドキがとまらなかった。
『お前...
今日から俺のパシリな』
『はい?』
いやいや!!!
先輩にはたくさんのパシリいるでしょ?!
パシリ増やしてどうするの?!