右隣の弟/左隣の兄
私は走って学校に向かった。
『あぁ~もう!なんでこういう時に電車で通わないと行けない学校選んでんのよ~!!』
私は一番早い電車に乗り、降りる駅から走って学校に向かった。
『なんで?』
『遅かったな…』
校門の前には私より遅く出た先輩がいた。
『先輩私より遅かったじゃないですか!!!!』
『あぁ‥俺はこいつがあるから!』
と先輩にピッタリなバイクを指でさした。
『ずるいです…』
『ずるくねぇし!』
『じゃあ明日私も乗せてください!』
『いやだね!』
『何でですか?!』
『今日約束破って俺と寝てただろ!』
『あれは仕方がないことです!』
『何が仕方がねぇんだ?』
私は顔を赤くしていた。
『なんだよ?言えねぇのか~?』
『…ひゃっ///』
先輩は私の首の汗をツーっとなぞった。
『何するんですか?!』
『別に?』
とニカっと笑いながら言ってきた先輩
先輩は私の頭に手を置いてきた。
『じゃあ今日俺の言うこと聞いたら毎日送り迎えしてやるよ!』
『ホントですか?!』
『あぁ』
私はスキップしながら教室に向かった。