右隣の弟/左隣の兄
『ここですか?!』
目の前には旧校舎の保健室
『なんで!ほっほほほ保健室なんですか?!』
私は顔を真っ赤にしていた!
さっきの光景が光景だから変な想像をしていた。
『お前何考えてんだ?お前とやるわけねぇだろ?
自分の体系考えてみろよ・・・』
私は自分の体系を見た。
顔は普通。可愛いかそうではないかの中間ってとこで・・・
体も普通。胸は大きくもなく・・・一応はくびれはある・・・
『どうせ普通ですよ・・・何もかも!』
と私は頬を膨らませて扉を開けた。
そこには
「おぉ~京壱!」
「はよ~!」
「今日は早ぇな!」
不良!不良!ふりょ~!!!!と似合う人たちが7人がいた。
しかも長身ばかりの男の人たちしかいなかった。
それに・・・
あちこち見ても顔だけはすごく良い人たちばかりだった。
「おいっ!そのチビなんだよ京?」
一人が先輩に言った。
すると7人の視線が私に向いた。
『あぁ。こいつ俺の隣に住んでんだけど・・・新しいパシリにしようかってな(笑)』
「へぇ~珍しいな!女を寄せ付けないお前が!」
と私に近づいて全身を見る
「・・・普通じゃん」
私は思わず
バシッとその人の顔をたたいていた。
『普通で悪かったわね!こっちは気にしてんのよ!』
と私は保健室に背を向けて歩きだした。