いも☆こん
 
たとえ好意を抱いていない異性のソレであろうと

一生揉めないまま終わる人生ならば、それならいっそ今揉んで死んでしまおうとさえ思い

試行錯誤の末、思い切って手を伸ばす。


あらためて直視すると、意外にも豊満なバストを兼ね備えていた謎の女。

顔もタイプではないにせよ上物クラス。

オレは死に際とは思えない邪な笑みを浮かべつつも、伸ばした手を徐々に新天地へと近付けていく……




「ほれ」


それは全ての邪念が消え失せた瞬間だった。


「えっ……」

「どうした。揉みたいんだろ?」

「それは、そうですけど……」


女がくれた褒美はオレの想像していた柔らかいソレではなく……




……軟らかいフニフニとした感触のもの。

それが手のひらに乗った。


「それさえあれば揉み放題。イェイ」

「イェイって言われましても……」

何だコレ?グミ?

「これ食べていいんですか?」

「いいよ」

「じゃあ遠慮なく……パクッ」

味しねえなぁ

「これでユマとオカは正式な家族になれたのですよパチパチパチ~」

「モグモグ……家族?そもそもユマって誰ですか」

「はーい」

「ああ、アナタがユマさん」

「ふつつか者ですがよろしゅう」

「こちらこそよろしくお願いしま……」












すぅううううう!!!?








 
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