パーセント~この恋が叶う確率~
突然後ろを歩いてる
凌が口を開いた
『なぁ准華…お前さ…』
『?』
『お前…秀哉のこと…好きか?』
『え…』
『好きなのか??』
『…そんなの…凌に関係ないじゃん。』
夜風が髪をなびかせる
ちょうど家に着いた
それから家に入っても
あの切なそうな凌の顔が
頭から離れなかった。
夕飯を食べてから
部屋にもどって
すぐ、携帯に一件メールが届いた。
ピロピロリン♪
(ぁ。秀哉くんだ
.秀哉くん
あした何時の電車?
.准華
いつもどーりだよ。
7時の電車でいく♪
.秀哉くん
わかった。
またあした
おやすみ准華。
おやすみって返信して
携帯を閉じた
カーテンを開けると
三日月が雲から顔を出している
今日は秀哉くんに
すこし近づけた気がして
ドキドキして
ベッドに入っても
一睡もできなかった