橋
「やはり駄目だ。たかが花などなんの役にも立たない」
レオナルドはがっくりと肩を落とす。
「そんなことない! 砂地に強い花はっ?」
「そうか、菊だ。菊よ咲き乱れろ!」
人々の視線はダイナマイトを持った野上に注がれている。レオナルドはチャンスとばかりに羽ばたいた。
「うわぁっ、なんだ? これは」
野上の周りはしっかりと砂に根を張った菊で埋め尽くされた。
「もうひと押しだ。それっ」
レオナルドが羽ばたくと、立ち尽くしている野上から次々花が生え、ダイナマイトの導火線も遂には花になってしまった。
レオナルドはがっくりと肩を落とす。
「そんなことない! 砂地に強い花はっ?」
「そうか、菊だ。菊よ咲き乱れろ!」
人々の視線はダイナマイトを持った野上に注がれている。レオナルドはチャンスとばかりに羽ばたいた。
「うわぁっ、なんだ? これは」
野上の周りはしっかりと砂に根を張った菊で埋め尽くされた。
「もうひと押しだ。それっ」
レオナルドが羽ばたくと、立ち尽くしている野上から次々花が生え、ダイナマイトの導火線も遂には花になってしまった。