宝石箱〜私達の宝物〜《短》
「ミィーサめ! 内緒にしやがって!」
「本当だよー! どんな人なの?」
「変な奴じゃないよな?」
「ミィーサ……おめでとう」
口々にいいたいことを言う私の友達。
私は笑顔で答えた。
「私のことを大切にしてくれる人だよ」
惚気やがって、と言うハチに皆が笑う。
そして朝日に照らされた道を、なぜか皆で手を繋いで歩いた。
その道は……まるで宝石を敷き詰められたように、キラキラと輝いていた。
〜完〜