月夜にだけ
朝。リサは思いの外早く目が覚めた。


ゆうべの翔との事を思い出すと、自然と顔がほころぶ。


「まだ6時じゃない!学校行く時より早く起きちゃった。」


リサは、遠足に行く日の子供みたい、と思った。


「朝食の準備手伝おう。」


リサはキッチンへ向かった。



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