月夜にだけ
「そうだ、翔くんのケータイの番号とアドレス教えてよ。昼間とかメールしようよ。」

「あ、ごめん。オレ持ってないんだ、ケータイ。


続けて壊したり失くしたりして、禁止されちゃってさ。ダサいだろ〜。」


「翔くん、結構ドジなの?でも残念。メールしたかったな。」


「ごめんな。」


「ううん。その分会える時間を大切にするから。いいの。」

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