月夜にだけ
しばらく歩いたあと
2人は小川の横に腰掛けて話した。


「この川でよく遊んだよね。魚追いかけたりして。翔くんも私もびしょ濡れになってたよね。」


「そうそう。喉がかわいてこの水飲んで、2人して腹壊したこともあったよな。」


「あはは!そうだったね。でもこの川の水、キレイで冷たいから美味しそうなんだよね。」


そう言ってリサは小川の水に触れようと立ち上がった。


とその時、足を滑らせてしまった。


「キャッ!」


「危ない!」



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