月夜にだけ
第3夜
リサは一日中、翔の事を考えて過ごした。


夜になると待ちきれず、10時になる前から、庭に出ていた。


しばらくすると


ガサガサッ。


翔の姿が見えた。


「翔くん!」


リサは小走りで駆け寄った。


「リサ。」


2人は抱きしめあった。


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