天然王子は狼です
放課後ー。

「まだか?」

イライラしている蓮斗とどこかワクワクしているカナを連れて校門で待ってます。


「ん。遅いよね」

それから数分後、やっと王子さまが現れた。


「待った?」

途端、今までうるさかった蓮斗やカナが静かになった。

「ゆ…結衣。まさか…この人…?」

「…?うん」

「て、てめぇか?結衣の彼氏っつうのは?」

蓮斗が王子さまに突っかかる。

「ん?だったら?」

「ちょっと結衣かっこいいじゃんっっ」

きゃー!きゃー!喋るカナは無視して蓮斗は更に王子さまに突っかかる。

「俺は…認めねぇからな」

「え?どーいう事?」

「だから…ーっ俺は…結衣が…っ」

蓮斗がう゛と言いずまり「とっ兎に角認めねぇかんな!!俺はあきらめねぇ」といい立ち去ってしまった。

なんだったんだろう?

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