あなたの言葉につつまれて・・・ ~それぞれの明日へ~
比嘉くん・・・


私は一度、病室を出た。



そして待合室の長椅子に
真希と二人で座った。


私に気を使い、
他のみんなは病室へと戻し、
真希だけが私に付いていてくれた。


「真希ごめんね・・・」


「いいよ、でも
絢香も取り乱したりするんだね?」


「うん・・・
直哉の時と似てるの・・・」


「直哉さんと!?」



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