あなたの言葉につつまれて・・・ ~それぞれの明日へ~
「どんな夢!?」


「直哉兄が出てきた、
俺の行く手を阻むんだ。

俺も別にそこへは
行きたくないんだけど、
何故か足が向いてしまう。

そんな俺に直哉兄は言ったんだ。
『あとは頼むな!!』って・・・
微笑んで・・・」



直哉・・・!?



「そしたら俺の足が急に止まった。
と、同時に直哉兄が歩いていくんだ。
右手を上げながら・・・


待って!! 直哉兄!


俺は叫ぶんだけど、
声は出てないみたいで・・・」



直哉・・・


私は涙がどっと溢れてきた。



< 147 / 212 >

この作品をシェア

pagetop