あなたの言葉につつまれて・・・ ~それぞれの明日へ~
車の窓から外を見ながら私は
さっきの出来事を思い出していた。


違うことを考えようとしても
男の顔が頭から離れない・・・


震えそうになる手を
見つからないように必死で堪えた。



「絢さん、着きましたよ。」


前田くんの呼びかけに、はっと気がついた。
さっきのことで気をとられてて
家に着いたことに気が付かなかった。






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