W・ブラッティⅡ
「私は言ってないわよ!」
「言っているではないですか!さっきから文句ばっかりですわ!」
そう言って睨み合う両者。しかし歓声が二人の周りで大きく上がって次第に睨む顔も時間が経つにつれ凄味が失せてくる。
一分もしないうちに二人は元の顔に戻り、
「じゃあ、なにかあるまでこれで見てましょう……これなら何が起きているかはっきり見ることが出来ますから。」
カトリカがそう言うと少女の両手では収まりきれない大きさの双眼鏡を取り出した。大きさからしてかなりの高性能の双眼鏡だ。
「そうね。今回は私たちは大三者だものね。お兄様たちがどういう展開を起こすか楽しみだわ」
二人は顔より大きい双眼鏡を使ってリーダーの佐竹を見ている。一動作でも見逃さないために。
「言っているではないですか!さっきから文句ばっかりですわ!」
そう言って睨み合う両者。しかし歓声が二人の周りで大きく上がって次第に睨む顔も時間が経つにつれ凄味が失せてくる。
一分もしないうちに二人は元の顔に戻り、
「じゃあ、なにかあるまでこれで見てましょう……これなら何が起きているかはっきり見ることが出来ますから。」
カトリカがそう言うと少女の両手では収まりきれない大きさの双眼鏡を取り出した。大きさからしてかなりの高性能の双眼鏡だ。
「そうね。今回は私たちは大三者だものね。お兄様たちがどういう展開を起こすか楽しみだわ」
二人は顔より大きい双眼鏡を使ってリーダーの佐竹を見ている。一動作でも見逃さないために。