恋愛上等!〜不良な彼女〜



「買ってきたぞ、ごらって…」



「……」




…寝てるし。



さっきまでスキップしてた元気はどこいったんだよ。


ったく、せっかく買ってきたっつーのに。


ついでに言うと、新しい味を買ったってのにさ。


…はぁ、気持ちよさそうに寝やがって。



俺は小夏の横に腰を下ろし、空を見上げた。


見事な晴れ。


今日は絶好の昼寝日和だ。



小夏と中庭で会った日も晴れだったから、俺は昼寝してたんだ。



さっきのが惚れた理由なのか、自分でもよく分かんないけど


理由はともあれ、小夏が好きなのは事実だ。




俺は横になっている小夏を見た。


こりゃあ起きそうにねーな。




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