*めりーごーらんど*
コンコン
「………王子の使いだわ、波流君を連れて隠れなさい魅兎」
強い眼差しで魅兎に言う
魅兎は放心状態の僕を連れて歩いた
遠くで魅歩さんの声が聞こえた
「どうしました?」
「こちらに黒髪の子がいますよね、私達に引き渡して頂きたい。さもないと…「ふふ♪」
「うちには愛する魅兎しか居ませんわ。おたくもご存知でしょうが…私が違う種族を嫌う事を、黒髪のうさぎだなんて聞いた事ございません。」
怖いよ魅歩さん…
「波流、行くぞ」
『えっ…』