*めりーごーらんど*
間に入った僕に魅兎のお父さん、何も発しない魅兎がこっちを見た
だっておかしいんだよ…
『僕の過去を知ってるのはおかしいよ!だって…元の世界でも知ってるのは雅祈だけ、それにそるが僕だなんて解るはずない!!!!だって僕は昔……赤い髪に赤い瞳なんだから――――…』
そう、僕は元々髪も瞳も赤かった
両親がいるまでは…
両親は有り得ない髪の色の僕を愛してくれていたと思ってた
だけど愛してなかった…
6歳になると僕を父の知人に売ってどこかに行ってしまった
父の知人は颯さんと言って僕を大事にしてくれた