*めりーごーらんど*
え?
王子って……
雅祈が?
『有り得ないよ』
「王子だ、この頬の傷も」
頬の傷は確か昔僕を守ってついたんだ…
頬の傷が同じ位置にあるなら認めるしかないの?
僕がシュンとしてると
~電話だよ♪~
『雅……祈…』
ディスプレイには雅祈の文字
「ダメだ、この場所がわかるかもしれない…」
でも、でも、
〔雅祈ッ!?〕
「「Σなっ…波流」君!」
雅祈は僕の大親友だもん
無視できないよ、
〔………………〕
〔雅祈?〕
〔やっぱり……〕
〔な、なに…〕
〔兎の家じゃねぇか!!!!!!〕