◇◆センセイは俺の!◆◇



その後、どれくらいの時間…みーちゃんの恥ずかしそうな、困ったような顔を見つめていたんだろ…。



あの後、みーちゃんはただ…



「ごめんね…角クン。。」



それだけ言ったっきり、何も言わなかった。


それから、駅の方まで一緒に歩き…別れた。



俺のグレーのジャケットを羽織ったままのみーちゃんがタクシーに乗りこむのを確認する前に、俺は背を向け家の方へと歩きだした。



夜になると肌寒くなったこの頃の夜。


Yシャツ一枚でちょっとブルッときた。


肩をすくめ、ポケットに両手つっこんだまま足元に視線を落としたまま歩いた。



「ごめん…かぁ~…。。」



ぽつりと呟いて、晴れた星空を見上げた。


俺の今の心ん中は、何て言ったらいいか分からないくらい…モヤモヤしていた。



ごめんって…。


ごめんって、どういう意味?



それは俺の告白に対してのごめんってこと?



それか、他に何か違う意味でごめんなわけ?



分かんねーよ、みーちゃん。



俺みたいに直接的な言葉にしか理解できないガキには…ちゃんと言わねーと、分かんねーよ。。


全然…


全然分かんねー…よ。。




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