◇◆センセイは俺の!◆◇
「おい、人の部屋でやらしぃ事禁止。」
自分の部屋のドアを開けると、ベットにすがってキスしようとしてる奴ら。
帰ってきて、一気に疲れたわ…。
「遅かったな。」
「心配して待ってたんだよ~?」
心配してんなら、普通に待ってろよ!
人の部屋でイチャイチャしてんな!
「へいへい。」
俺はバナナのふかふか抱き枕を掴むと、そのまま床に座り込んだ。
「ふぃ~。。」
「大輝、ジャケットどうした?」
「貸した。」
「ああ、彼女に。」
「か、彼女って言うな!」
「フッ…で?姫を連れ出して、どうなったんだ?」
むくれる俺に、ニヤリとしながら孝幸が聞いてきた。
「何~?姫って。」
何も知らない瞳は、首を傾げてる。
すると、孝幸が…
「姫ってのは、みな…」
「のあぁ~~~。。」
「フッ…大輝は、王子なんだってさ。」
わざと言葉をにごした俺を、おもしがってる孝幸。
くぅ~…こんにゃろぉ~。。
昔からのくせだ、孝幸の。
……俺をいじめて楽しんでる。。
……Sな孝幸。。