◇◆センセイは俺の!◆◇
「ふぁ~。。」
大あくびしながら、教室に入る。
最近また一段とチャラ男になってきた高塚が絡んできたけど、適当にあしらう。
あ~、ねみぃ~。。
目をしぱしぱさせながら、自分の席に着くと…
「角クン、寝不足?」
「あ、真子チャ~ン。」
朝から天使のような笑顔。
瞳の大親友、真子チャン。
「朝から真子チャンの笑顔が見られるなんて、癒されるわぁ~。」
俺がそう言うと、真子はちょっと照れ笑い。
何かみーちゃんと似てるなぁ…真子チャンって。
みーちゃんもすぐ、照れるんだよなぁ。
それがすげぇ、可愛くて・・・。
「角クン、私も応援するからね。」
「え?」
ニコニコしながら、真子チャンは小さくガッツポーズした。
つられて俺もガッツポーズ。
「昨日、噴水のところで…見ちゃったから。。」
「まじ?」
「うん…ごめんね?」
「いやいや、謝んないで?ありがと、真子チャン♪」
思わぬ、味方ができちゃったな♪
よし。俺がんばるわ!!
須藤の野郎なんかにみーちゃん渡してやるもんか!