◇◆センセイは俺の!◆◇
掴んだ手
「だ、大チャン…。お腹痛い。。」
「はぁ?腹?」
昼飯を食い終わると、瞳が突然腹痛を訴えてきた。
おいおい、絶対食い過ぎだって。
さっき、持ってきた弁当に、メロンパン一個にとろけるプリン一個、食ってたからだよ!
「ただの食い過ぎだってお前。」
「違う。。何か違う感じ。。」
「違うって、じゃあどんな痛みだよ?」
「とにかく痛い。保健室連れてって!」
とにかく痛いって・・・
ん?
待てよ?
もしかしてコイツ・・・
俺はあることに気づき、ちょっと瞳を試してみることに。
「そっか、腹痛いのかぁ~。そっかぁ。残念だなぁ~。ふ~ん。へぇ~。」
お腹を抱えて痛がる瞳の横で、すんごーく残念そうなフリをする。
「何が??」
「いや、別に~」
「何々??」
めちゃめちゃ気になってる感じ。
やっぱりコイツ・・・
「放課後、めっちゃ上手いあんみつ食いに行こうと思ってたなのになぁ。。」
「あんみつ!?」
腹痛なんか忘れて、一気に目が輝いた瞳。
ほら…