◇◆センセイは俺の!◆◇
てか、ちゃんと話すったって肝心のみーちゃんが留守だ。
ハァ…
どんな顔して会えばいいんだよ…。
保健室のドアの前で突っ立ったまま、大きいため息をつく。
すると、その時…
――――バサバサバサバサッーー…
「きゃぁっ。。」
え!!??
悲鳴!?な、何だ!?
慌てて、悲鳴が聞こえた方へ…
「みーちゃんっ??」
ベットが置いてある反対側の棚の下、
トイレットペーパーがあちこちに散乱した中にうずくまるみーちゃんが…。。
俺は急いで、みーちゃんの元へ…
「大丈夫か?みーちゃん。」
しゃがんで頭を押さえるみーちゃんの顔を覗き込んだ。
すると、みーちゃんは驚いた顔をした。
「角クン…。。」
何だかオドオドしてる??
「何やってんの、みーちゃん。」
「ちょっと、整理しようと思って戸を開けたらね?ダダァーっと、ね?」
俺から目を、いや、顔をそらしながらみーちゃんは言い訳。
ん?何かおかしい?
「ったく、おっちょこちょいだなぁ。みーちゃんは!」
「・・・」
あれ?いつもみたいに何か反論しねーの?
てか、何で俺こんなに喋れちゃってんの?
みーちゃん、昨日の気にしてるんかな?