◇◆センセイは俺の!◆◇



てか、ちゃんと話すったって肝心のみーちゃんが留守だ。



ハァ…


どんな顔して会えばいいんだよ…。


保健室のドアの前で突っ立ったまま、大きいため息をつく。



すると、その時…



――――バサバサバサバサッーー…



「きゃぁっ。。」



え!!??


悲鳴!?な、何だ!?



慌てて、悲鳴が聞こえた方へ…



「みーちゃんっ??」



ベットが置いてある反対側の棚の下、


トイレットペーパーがあちこちに散乱した中にうずくまるみーちゃんが…。。


俺は急いで、みーちゃんの元へ…



「大丈夫か?みーちゃん。」



しゃがんで頭を押さえるみーちゃんの顔を覗き込んだ。


すると、みーちゃんは驚いた顔をした。



「角クン…。。」



何だかオドオドしてる??



「何やってんの、みーちゃん。」


「ちょっと、整理しようと思って戸を開けたらね?ダダァーっと、ね?」



俺から目を、いや、顔をそらしながらみーちゃんは言い訳。


ん?何かおかしい?



「ったく、おっちょこちょいだなぁ。みーちゃんは!」


「・・・」



あれ?いつもみたいに何か反論しねーの?


てか、何で俺こんなに喋れちゃってんの?


みーちゃん、昨日の気にしてるんかな?



< 113 / 413 >

この作品をシェア

pagetop