◇◆センセイは俺の!◆◇



俺が真顔でそんな事を聞いてきたもんだから、孝幸はプッと吹き出して笑った。


だって、気になんべ?


誰だって、孝幸みたいなイイ男になりたいと思うじゃんか。



ひとしきり笑った孝幸。

笑いすぎて滲んだ涙を指で拭いながら、俺にこう言った。



「そんなもん意識なんかしないからな。強いて言えば・・・…」


「強いて言えば?」



孝幸は手にしていた書類をテーブルに置くと、ソファーの背にもたれながら腕組みをした。



「強いて言えば、…本当に愛してる女がいるからかな。」



すごい穏やかな笑みを浮かべ、限りなく優しい口調で孝幸はそう言った。



そんな孝幸の甘い台詞に…思わず、俺は喉がごくっとなった。



やっぱ孝幸は、すげぇな…。。


てか、瞳は愛されてんなぁ…。。



「本当に愛してる女が出来たら、俺もイイ男になれるかな…?」


「俺には、すでにちょっとカッコ良く見えるぞ…そういう女が出来たからか?」


「///。。…ま、まだ完璧じゃねぇよ!」



ちゃんと、何の障害もなく、


心の底から愛せるようになるからな?



みーちゃん!




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