◇◆センセイは俺の!◆◇



「その『SUDO』のドラ息子にもらった。パーティーの招待状と一緒に。」



しれっと俺がそう言うと、タロウさんははは~んと何か分かったような顔をした。



「大輝ちゃん、さてはその『SUDO』の息子ってゆーのが、恋のライバルってワケねえ~♪」


「な、ち‥ちが‥」


「違わないでしょ~?」


「は‥はい。。」



こ、怖ぇ・・・タロウさん。。


つーか、タロウさんズバリ当ててくんなぁ。。


ちょっと関心②。。



「何で俺に招待状なんか渡しにきたと思う?」



グラスを丁寧に磨くタロウさんに聞く。


タロウさんはこういうとき、ちゃんと話を聞いてくれるから頼りになる。



「そりゃあ、宣戦布告じゃないの?」


「宣戦布告?」


「自分の婚約者を好いてる男がいれば、いろいろ仕掛けてくるでしょうよ。」



宣戦布告・・・。


ついに、アイツも動き出したか。



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