◇◆センセイは俺の!◆◇
「あなた、角クン…?」
「え…?」
瞳の好きそうなデザートを選んでいると、突然横からそう声をかけられた。
驚いて、横を見ると…
そこには、物腰の柔らかそうな、中年のおばさんが立って、俺を優しい笑みで見つめていた。
誰?もしや俺のファン?
いや~いくら俺が年上キラーだって言っても・・・・
「美波の学校の生徒さんでしょ?」
「は、はぁ…。」
ん?美波…?
「やっぱり!…あなたが角クンって男の子ね~?本当にカッコいいわね…。」
パァッと表情が明るくなったそのおばさん。
キョトンとした俺に気づいたのか、改まった様子で………
「あなたの学校の保健医の、中川 美波の・・・・母です♪」
「へ??・・・お、お母さま!!??」
みーちゃんの・・・お母さまぁぁ!!