◇◆センセイは俺の!◆◇
「いつも、美波の話に出てくるの。面白くて楽しい生徒さんがいるって。」
俺とみーちゃんのお母さんは、デザートをつつきながら話していた。
モンブランを選ぶところなんかを見てると、みーちゃんと雰囲気似てる。。
やっぱ親子だなぁ・・・。
「何か恥ずかしいっすね、俺バカなことばっかりしてるから。。」
「ふふ。でも、美波は楽しそうよ?美波があなたのこと話す時の顔、あんなに楽しそうな顔…久々に見たわぁ。」
まじ?それ、まじすか…?
みーちゃん、俺のこと話したりするんだぁ…。。
やっべ、まじで嬉しいかも…。
てか、見てみて~!みーちゃんが俺の話してるとこ!
「私はね、美波には幸せになってほしいの。まぁ、親が子の幸せを願うのは当たり前のことなんだけれどね。」
みーちゃんのお母さんはそう言うと、一呼吸おいて、すごく優しい表情で俺をみた。