◇◆センセイは俺の!◆◇
親が子の幸せを願うのは、当然の事で。
俺はどうしたらいいか、わからなくなった。
俺にみーちゃんを幸せに出来るだろうか…。
まだ何も頼れるものがない俺に…。
「美波先生、婚約決まってよかったですね。じゃあ。」
「あの……」
俺は瞳のデザートを手に、みーちゃんのお母さんと別れた。
それ以外、何も言えねーよ。
「遅かったね、大チャン。何かあった?」
「いや別に。ほら、ケーキ三種盛り。」
「わぁ~♪美味しそう♪♪」
隣りで嬉しそうにケーキを頬張る瞳を横目に、俺はただ静かに…人ごみを眺めていた。
複雑な心境。。
まさにその状況。。
すると、そんな時・・・
「やあ。来てくれたんだね、楽しんでもらえてるかな?」
シャンパン片手に颯爽と現れた須藤。