◇◆センセイは俺の!◆◇
「……クン…みクン…」
ん~…なんか誰かに呼ばれてる…?
てか…みクンって何だよぉ……。
「角クンっ。」
「ん~…」
揺り起こされて、やっと目を開けると…
「やっと起きた…」
みーちゃんの心配顔。。どアップだし。
「みーちゃんだぁ…」
「みーちゃんだぁ…じゃないでしょ。
何でここで寝てるの?どこか具合悪いの?」
みーちゃんらしいな。いつも元気だけはある俺が具合悪いわけないじゃん…。
でも、なんかちょっと嬉しいから……
「体が痛い。」
痛くないけど、痛そうにみーちゃんに訴えてみた。
「体?どの辺?ここ?」
心配そうに俺のお腹を触診するみーちゃん。。
何か保健医ってかんじだ♪
「みーちゃん違う。もっと下…」
「下?・・・」
「男の子の大事な……」
俺がそこまで言うと、みーちゃんは顔を赤くして、
「こら。もぅ…角クン…ふざけないでっ」
「みーちゃん、顔赤いよ。」
「も、もともと!」
「えぇ~?」
「先生をからかってないで授業いきなさい!」
みーちゃんは真っ赤な顔のまま、怒って仕切りのカーテンを閉めてしまった。
あれま?
みーちゃん…そこまで怒る?
俺はさっと起き上がると、閉められたカーテンから教員机の方を覗いた。
え?
みーちゃん…
泣いてる?
机に手をついて、微かに肩を震わせながら俯くみーちゃんがいた。