◇◆センセイは俺の!◆◇
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「照美先生、彼氏とかいますか?」
「ん?フフッ…内緒。」
「高校生とか対象に入りますか!?」
「あなたなら、全然OKよ?」
「まじすか!?」
照美先生の周りには、常に男子が集っていた。
あ~あ、つまんねーなぁ。。
俺は、諦めてブラブラと廊下を歩いていた。
「サボろっかなぁ………………あっ。」
そんなコトを考えながら、ふと窓の外に目をやると…ちょうど保健室が見えた。
保健室の風で揺れるカーテンの隙間から、書類を書いてるみー…中川先生が見えた。
すぐ、目を背けても…何故か、またその姿に目がいく。
すると、
「………ッ!」
書類から顔を上げた先生と目が合う。
慌てて目を逸らす。
でも、気になって…チラッとまた保健室の方を見た。
俺はその瞬間、封じ込めていたある感情がまた顔を出してしまった。
――――ドクンッ。。
大きく跳ねた胸。
だって、
だって、また目を合わせた俺に向かって、
先生…
みーちゃんが笑いかけてたんだ。
俺の好きな、はにかんだような笑顔で。