◇◆センセイは俺の!◆◇



俺はあれから、


あのみーちゃんの笑顔をみた日から、


よくみーちゃんの事を考えてしまうようになった。


好きだっいう気持ちは、ずっと変わらないでいる。


それなのに、やっぱりその気持ちを押し殺してしまう。


だって、あのホテルの部屋でみーちゃんの手を離した。


あの時、決めたんだ。


須藤にみーちゃんのことを、託すって。


俺は結局、みーちゃんをアイツから守れなかったんだ。


守れなかったなんて言葉は、優しすぎるな…守るのをやめたんだ。



俺って、どんだけバカで、どんだけカッコ悪いんだよ。



なぁ、みーちゃん。


やっぱ、好きだよ。。


めっちゃ…苦しいくらい、好きだよ。。



でも、みーちゃんはもうアイツのもんになっちまってるもんな。



今更、俺が邪魔なんて…できっこないよな。



みーちゃんのお母さんだって、喜んでんだもんな。



俺みたいなガキんちょはさぁ、


潔く引かないと、駄目なんだよなぁ?



そうだよなぁ…?



・・・・みーちゃん。




< 160 / 413 >

この作品をシェア

pagetop