◇◆センセイは俺の!◆◇
「角…クン?どうしたの?」
至って普通の白衣姿のみーちゃんが、必死な様子で入ってきた俺を見てびっくりしていた。
「そんなに慌ててどうしたのかな?大輝くん♪」
何か楽しそうなテルさん。
「な、何してたの?2人きりで。。」
ちょっと拍子抜けした俺、2人に聞いてみた。
するとみーちゃんが、
「以前からね、照美先生にハンドマッサージをお願いしててね?今日ちょうど、学校に来る用事があるって聞いたから…。」
そう言うと、テルさん(照美先生バージョン)を見た。
ハンド…マッサージ?
「そうなんすか?て、照美先生。」
「えぇ。以前から、肩こりとかがヒドいって話しててね。私そういうの得意だからやって差し上げようと言ってたのよ♪」
「ホント、照美先生。テクニシャンですよ。何だか、体が軽くなったみたいです。」
「あら、それはよかったわ♪」
たしかに………
よく見れば、ベットに寝転んでいたみーちゃんの手を、テルさんが触ってたような。
「なんだぁ~。。」
思わず、ホッとしてもれた安堵の声。
するとテルさんが…
「あら?もしかして、角くん。美波先生が私にいじわるされてると思ったの~?」
そう、クスクス笑いながら俺をからかう。
く・・・恥ずかし・・・。。