◇◆センセイは俺の!◆◇
「ヤダ…、角クン。。そんな事ある訳ないじゃない。照美先生は女性よ?」
赤くなって必死に訴えるみーちゃん。
赤くなんなよ。可愛いんだってば…。。
「そうね~…どちらかといえば、角くんにいぢわるしたくなっちゃうわ、私♪」
「えっ…。。」
「フフッ、じゃあね?美波先生。あ、角くんも。」
それだけいうと、テルさんはカーテンを開けた。
そして、保健室を出て行く間際……
「あ、角くん。また我慢できなかったら、いつでも連絡してね?待ってるから♪」
何て過激な台詞を残して、テルさんは去っていった。
我慢できなかったら、って…。。
ってあれ?
「み、みーちゃん?」
視線を感じ、後ろを振り向くと…
ちょっと怒ったような顔のみーちゃん。
「随分と、照美先生と親しいのね!」
そう言って、窓際の先生用のディスクの方に行ってしまった。
はれれ?
何かみーちゃん怒ってねぇ?
てか、何か俺今までみーちゃん避けてたのに、普通に話してんだけど?
しばらく、俺は突っ立ったままで…みーちゃんは背中を向けたまま…
何ともいえない、空気が流れていた。