◇◆センセイは俺の!◆◇
―――――・・・
「あの……みーちゃん…?」
「・・・」
何かケンカしたカップルみたいじゃね?
てか、何でみーちゃん機嫌悪くなったの?
「ねぇ、みーちゃん…ごめん。。」
とりあえず謝った俺。
するとみーちゃんは、ぱっとイスごと俺の方に振り向くと・・・
「どうして角クンが謝るの?」
ちょっとぷくっと膨れたほっぺをしたみーちゃんはそう言った。
ど、どうしてって…そりゃ、みーちゃんが何かわかんねぇけど怒ってるから。。
「だって、俺なんか悪いこと言ったかなぁと思ったから。」
「………………っから!」
「えっ?」
みーちゃんは俯いたまま、何か言ったけどよく聞こえない。
俺はみーちゃんの表情を見ようと、座ったまま俯くみーちゃんに近づき、のぞき込もうとした。
「みーちゃ………」
だけど、声をかけようとした時…
「何でもないから!ほっといて!」
涙がたまって潤んだ瞳で、みーちゃんは俺を見上げてそう怒鳴った。
あ・・・・
「…ごめん、てっきり俺のせいかと思って。」
「・・・」
「うざいよな、悪ぃ。…もう、関わんないから。」
「ぁ…角クン………・・・」
俺は寂しく笑って、それだけ言うとさっさっと保健室を出た。