◇◆センセイは俺の!◆◇
秘密の冬休み
―――――くしゅん。。
静かな俺の部屋に、こんな可愛いくしゃみが響いた。
「可愛いくしゃみ。寒い?」
「ううん、ちょっと鼻がムズムズしただけよ。」
「そっか。」
着物って暖かいのかな、寒いのかな?
よくわかんねーけど、みーちゃんが寒いって言わなかったからちょっと残念だった。
だって、寒いって言ってくれたら、俺があっためてあげたのに…。
俺はちょっとみーちゃんにいぢわるしたくなった。
「みーちゃん、寒いってゆってみ?」
「え?」
そう言ってみーちゃんの隣に来た。
もちろん、何のこと?みたいな様子の可愛いみーちゃん。
「いいから、寒いって言って。」
「ぇ…さ、寒い…?」
語尾にハテナが付きながらも、寒いって言ったみーちゃん。
俺はその言葉を待っていたかのように、ズィッとみーちゃんに顔を近づけた。
その距離、約10㎝。。
もちろん、赤くなるシャイなみーちゃん。
そんなみーちゃんが可愛すぎて、調子に乗った俺はそのまま、着物のみーちゃんを後ろへ押し倒す。