◇◆センセイは俺の!◆◇
「ところで、何でそんな顔してんの?」
「そんな顔って、どんな顔。」
「頭のなかで混乱してる時の大チャンの顔」
何で瞳には分かっちまうんだろうなぁ。
幼なじみだからか。
俺はちょっと曇ってきた窓の外をみながら、ポツリとつぶやいた。
「…女って…わかんね。。」
瞳は、何も言わずに俺の頭を思いっきり叩きやがった。
「いった!何で叩くんだよ!?」
意外にも、ものすごく痛い頭をさすりながら瞳に文句をいう。