◇◆センセイは俺の!◆◇
ガラスケースの中で競い合うかのようにして輝いてるシルバーアクセサリー達。
たまたま見たコーナーは、ネックレスのコーナーだった。
ハートのモチーフのものもあれば、
遊び心のあるシンデレラのガラスの靴みたいなモチーフのものもあった。
「何かお探しですか?」
ボブヘアーのスラッとした女の店員さんが微笑みながら、声をかけてきた。
「あ…えっと、好きな人の誕生日プレゼントを…。」
うっわ、恥ずかしい!!
俺はちょっと笑いながら、少し俯いて頬をかいた。
「そうですか、それでは良いものをおすすめしないといけませんね。」
そう言って、店員のお姉さんはニコッと笑った。
このお姉さんなんか、すげぇごきげんなんだけど。。
そんなことを思いながら、ガラスケースの中をのぞき込んでいると…
「お相手の女性の方の雰囲気などを、考えてみるのもいいですよ。」
「雰囲気…っすか。。ふんわりしてて優しくて…。。」
「穏やかで優しい雰囲気の方なら…そうですね・・・シルバーピンクのアクセサリーをチョイスされたり。。」
お姉さんはそう言うと、ガラスケースの中からいくつか取り出してくれた。
シルバーピンク…。。
シルバーとまた違って、可愛さがより引き立ってる。
たしかに、みーちゃんに似合いそう!
あ…
「あの、これ…」
「そちらがお気に召されましたか?」
俺が手にとったのは、シルバーピンクのネックレス。