◇◆センセイは俺の!◆◇
細身のチェーンに、小さなリングが2つ通されてて…
見た瞬間、ビビッときた。
これ、絶対みーちゃんに似合う!って。
でも・・・・
気になることが1つ・・・・
「あの…コレってダイヤとかッスか?」
俺は手にしていたネックレスのリングの1つを指差して、恐る恐る聞いた。
そこにはキラリと光る石がついていた。
「フフッ、いいえ。そんなにご心配されなくても、これはダイヤじゃないんですよ。」
相変わらずお姉さんはニコニコと笑いながら、そう言った。
まじ?よかったぁ…。。
ダイヤとかだったら、絶対買えねーよ。
てか、でも、これホントにダイヤじゃないわけ??
めちゃくちゃ輝いてんだけど・・・。。
「こちらの石は、キュービックジルコニアと言って、人口石なんですよ。でも、見た目はダイヤに劣らないくらい綺麗なんですよ。」
へぇ~…そうなんだぁ。
キュービックなんとかって石か。。
そのあと、値段の方も聞いたら、目が飛び出るくらい…手頃な値段だった。
手持ち資金で間に合った。
フッ…今年のお年玉がもらえるまで、援交しなきゃいけないかもだけど。。
あ…援交とかしないよ?ホントは。
ちゃんとラッピングもしてもらって、まだテルさんと話してる瞳を連れて店を出た。
テルさんも一緒にタロウさんとこでご飯を食べることになったらしい。
3人で街の中を歩く。