◇◆センセイは俺の!◆◇
瞳は俺のその言葉の意味が分かってなかったみたいで・・・
「自信ないって、学校に内緒で付き合うのがってこと?」
瞳はそう聞いてきた。
確かに瞳の言ったことは間違いじゃない。
でも俺は・・・・
「いや。…みーちゃんのこと泣かせない自信がない。」
そうだ…
付き合うとか付き合わないとかの問題じゃない。
みーちゃんに悲しい思いをさせて、泣かせてしまう。
そんな不安があって・・・。。
今までだって、
俺と知り合ったことで…
俺がみーちゃんを好きになったことで…
みーちゃんは泣いてたのかもしれない。
俺の知らないとこで・・・。。。
それが俺のせいでも、須藤のせいでも、
俺はみーちゃんが泣いてるのがやだ。
絶対やだ。
好きな女は、絶対泣かせたくない。
もし、もし学校に内緒で俺とみーちゃんが付き合ったとしても…
いろんな苦難にぶち当たったとしても…
きっと、みーちゃんは俺の前では強がったフリをする。
それで、ひとりで泣く。
だてにみーちゃんを好きでいたわけじゃない。
みーちゃんはそんな心優しい人だ。。
人にはめったに弱音を見せない。
そんな強がりな人。