◇◆センセイは俺の!◆◇



「ども、ちなのダーリン!タケです♪」



ちなチャンにウザそうな顔をされながら、ノリノリで自己紹介するタケさん。



「は、はじめましてっ、石川さんの学校で保健医をしてます。中川です。」



ちょっと緊張ぎみに自己紹介して返すみーちゃん。


握手を求められたタケさんの手にぎこちなく、手を伸ばす・・・・・と見せかけて



「握手禁止ぃ~~。」



それを寸前で阻止した俺。



「な、大輝!握手くらいいいだろ!」



“大人の挨拶の基本だ”とか言って、なんやかんや文句をたれるタケさん。



「はい、ダメで~す。」


しらっとそう言って、俺はちゃっかり…いや、しっかりみーちゃんの隣の席に座る。


だって、みーちゃんにはタケさんだろうと誰だろうと触ってほしくないし。


俺のみーちゃんだもん。


て、コラ!!



「タロさん、みーちゃんの肩触んなよ!」

「あら、いいじゃない。女同士なんだからぁ~。」


「あんた、男だろ~~!!」


「ふんだ、束縛激しいことで!」


「そ、そんなじゃないわっ!」



くぅ~~~~~


やっぱ2人で誕生日祝ったほうがよかったかも~~~。。



そんなこんなで、みーちゃんのバースデーパーティーはスタートした。



隣で楽しそうに笑うみーちゃんの見て、
やっぱみんなでワイワイにして良かったなぁと思ったり・・・。




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