◇◆センセイは俺の!◆◇



俺は座ったまま、馬場さんを仰ぎ見る。



「角くんっ!」


「何。」


「聞きたいことがあるんだけど!」



それは分かったから。


用件を言ってよ。まじで。


てか、周りの女子…こっち見過ぎだから。



「彼女できたってホントなの!?」


「はっ?」



あまりにもくだらない質問に、間抜けな声が出た。


それ、今聞くことか?



「女子みんな気になってるんだけど!」


「いやいや、別に気にすることじゃねぇしさ。」


「気にするよ!!」



すごい迫力でそう俺に叫んだ馬場さんは、気づくとちょっと涙目になってた。



はぁ…こういう女苦手だぁ…。。




< 238 / 413 >

この作品をシェア

pagetop