◇◆センセイは俺の!◆◇
担任はこの状況をどうしていいのか分からず、オドオドしている。
「彼女・・・できたの?」
しつこく聞いてくる馬場さん+同じオーラを出す女子。
「俺に彼女できた、できてないに関わらずさ…君らには関係なくない?」
俺はちょっと怒り気味に女子達にそう言い放った。
「俺言う必要ある?」
細めた目線を馬場さんに向ける。
そんな俺が恐かったのか、馬場さんは弱々しく俯く。
俺はただ思ったことを言ったまでだし。
てか、もうよくない?担任困ってるし、HR始めようぜ。
俺は正面へ向きを直した。
教室の雰囲気が、恐ろしく悪い。
と、その時・・・・
―――――――――バチン!!
後頭部に強烈なデコピンを喰らった。
振り返ると、もちろん後ろの席の人で…
「いい加減にしなよ、大チャン。」
―――それが恐ろしく恐い幼なじみで…
「何がだよ。俺、別に悪くねぇし。」
何て、ガキみたいなことしか言えない弱い俺。