◇◆センセイは俺の!◆◇
気づくとみーちゃんを抱き寄せていた。
「す、角クンっ?」
突然、俺に抱き寄せられて困惑するみーちゃんを、強く抱きしめながら…
「泣いていいから。みーちゃんが泣き止むまで俺が胸貸すから。」
できるだけ優しく、伝えた。
するとみーちゃんは、一言……
「……ごめんなさいっ……(泣)。。」
そう消えそうなくらいの声で謝ると、
俺の胸に顔をうずめて、泣いた。
昼休みの終わる予鈴のチャイムが鳴るまで、俺は微かに震えながら泣くみーちゃんを抱き締めていた。
今日に限って、昼休みの間…保健室の戸を開ける生徒はいなかった。
静かな保健室には、
校庭でサッカーをする男子の騒ぐ声と…
みーちゃんのすすり泣く声が…
微かに聞こえていた。。