◇◆センセイは俺の!◆◇
めっちゃドキドキする。
マキさんとキスした時と全然違う。
やっぱりみーちゃんのこと大好きなんだ…
はっきりそう感じる。
イスごと近づくと、顔だけ近づける。
明らかに、緊張してるみーちゃん。
可愛いなぁ、もう。
「みーちゃん、顔あげて。」
「は、恥ずかしい。」
「ふぅ~ん、なら…」
俺は右手でみーちゃんの顎を軽くもち、クイッと上げた。
そして、その微かに潤んだ可愛い唇を、そっと優しく塞いだ。
目を閉じたみーちゃんを視界の隅におきながら、少しの間だけど…触れるだけのキスを頭に記憶させた。
一歩先を歩いていた俺とみーちゃんが今、手をつないで隣にいる。
やっと同じ距離になれた気がする。
これからは、一緒に歩こう。
一緒にゴールを目指そう。
一緒に戦ってこう。
なぁ、みーちゃん。