◇◆センセイは俺の!◆◇


「はいはい。もー終わろ。帰りになんか奢ってやるから。」


「仕方ないな。…まぁ、奢らなくていいよ。」


「何で?珍しい。」


「金欠で苦しむ幼なじみから、奢ってもらうような趣味はないから♪」


「う・・・。。」



くぬぅ~~、当たってるから何も言えねぇ~。。


ふてくされて、また寝転んで、晴れた青空を見上げる。。



「ねぇ大チャン…美波先生と何かあった?」



隣りに寝転んだ瞳が聞いてきた。。

何だかんだで、瞳には分かるんだよな。

不思議だぜ。



「ん~…まぁあ。」


「やっぱりね。大チャンここんとこ、めっきり保健室行かなくなったもん。」


「何か気まずい。。」


「もしかして、先生に何かしたの?」


「な、何もしてないっ………多分。」


「多分ってなによ?」


「わかんねー。とにかく、会うのが気まずいんだよ!」



べつにただ、失恋したみーちゃんが泣くのに胸貸しただけだけど。


なんか気まずいんだよ…。。




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